『麩』について
2021年11月4日 15時20分
今日の献立は、肉たま丼、牛乳、大豆とひじきのかき揚げです。
【今日の給食放送】
麩は、中国から仏教の伝来とともに精進料理の材料として伝わったといわれています。小麦粉に水を加え、よく練ったものを、水の中で洗うとでん粉が流れ、グルテンという小麦たんぱくが残ります。さらに水で洗ったものが湿麩といわれ、これに強力粉や米粉を加えたものが生麩、生麩を焼いたものが乾物として扱われる焼き麩です。そして揚げ麩は、小麦に含まれるグルテンを練り上げて棒状にし、油で揚げたものです。
昔は、小麦が高価だったこともあり、麩は、宮中や寺院の特別な日の食べ物でした。このため、寺社や御所のある京都で麩の文化は、発展しました。全国に広まったのは、江戸時代といわれています。
今日は、『肉たま丼』にあげ麩が入っています。味わっていただきましょう。