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福祉体験学習(4年生)

2021年10月29日 19時31分

4年生は、総合的な学習の時間で「やさしい町 湯築」の単元のもと、学年全体で、いろいろな立場の人にとって、やさしい町とはどのような町なのか課題をもち、学習を進めています。

今日は、様々な立場の方の思いや願いを知ろうと、ゲストティーチャーをお招きして福祉体験を行いました。

子どもたちは自分の課題に応じて3つのグループに分かれています。「ガイドヘルプ」体験では、松山市ボランティア活動体験学習研究会から、「手話」体験のグループには、松山市聴覚障がい者協会から、「高齢者疑似体験」では、松山市地域包括支援センターからそれぞれ講師の先生が来てくださいました。

どの講師の先生も、優しく分かりやすく語り掛けてくださり、子どもたちの質問にも丁寧に答えてくださいました。

「ガイドヘルプ」の体験では、目に障がいのある人の生活を知り、自分たちに何ができるかを考えました。助けようとするときには、その前に「何かお困りですか。」と声を掛けることが大切だと知りました。その後、白杖を持っている人のガイドの仕方を教わりました。ガイド役になった児童は、相手の様子を見ながら、優しく声を掛け、ゆっくりと導いていました。

 

「手話」では、自分の名前や「丸い地球」の歌詞を手話で表現して楽しく学びました。また、挨拶の手話をみんなで覚えました。手話をもっと覚えて、会話ができるようになりたいという思いが高まりました。

高齢者疑似体験では、おもりが入ったベストを着たり、手足の関節の動きを制限する装具を着用したりして、高齢者の大変さを体感しました。階段や登り坂で困っている高齢者の方を見かけたら、声を掛けて助けたいという思いが強くなりました。

体験を終えた後、学級内でそれぞれ体験したことを伝え合う時間も設けました。それぞれのグループで体験したこと、教えてもらったこと、これからに生かしたいと思ったことなどを学級全体で共有することができました。

今後は、本日の体験をもとに、「やさしい町 湯築」にするために自分たちに何ができるかを考えていきます。そして、その成果をゆめキラ発表会で多くの方に聞いていただけたらと考えています。

どうぞご期待ください。

このような貴重な体験ができたのも、ご多用の中ご来校くださり、子どもたちに丁寧に、温かくご指導してくださった皆様のおかげです。本当にありがとうございました。